近江の仏教美術を3つの美術館が合同企画で展示する「神仏います近江」のチケットをいただいたので、この土曜日に行ってきました。
ミホミュージアムと、滋賀県立近代美術館と、大津市歴史博物館を1日で制覇しようと意気込んでいたのですが、家事は片付かないし、夫がネコの膝乗り攻撃に遭い、少し遅れ気味のスタートとなりました。
一番最初に行ったのは信楽にあるミホミュージアム。
今回初めて行きます。
I.M.ペイという世界的な建築家の設計とあって、建物や外構からして芸術作品のようでした。
ミホミュージアムでは天台仏教の仏像や仏教美術品が展示されていました。
私のお目当ては、テレビで紹介されていた円形の透かし彫りの仏具。
テレビで見るより繊細で素晴らしい美術品でした。うっとり。
最初の方に展示されていた「釈迦涅槃図」は、釈迦の死に人々はもとより、象や蛇やラクダや昆虫など様々な動物が悲しんでいる様子が描かれていました。
悲しい絵のはずなのに、悲しんでいる動物が細か過ぎて、そして可愛いだもん。
せっかく来たので常設展示の方も観に行きました。
ミホミュージアムの創設者が収集した美術品が展示されているのですが…、なんか普通の美術館と規模が違います。
ここでは世界中の歴史規模の美術品と会うことができるのです。
美術品というか、もう考古学の世界です。
まさか滋賀県でヒエログリフ(エジプトの象形文字)の実物を拝めるとは思いもよりませんでしたよ。
だから外国人観光客が多いのですね。納得。
ミホミュージアムの常設展示があまりにも凄かったので、時間をとってしまいましたが、昼食の後、県立近代美術館へ移動です。
久々に来たよ、県立近代美術館。
ここでは平安〜室町時代に至る近江の仏像が展示がされていました。
一番記憶に残っているのは、無名時代の快慶が彫った大日如来座像。
衣のシワ(ひだ?)の曲線がキレイで素晴らしかったです。
さすが快慶。
さて、大津市歴史博物館へ…と行きたかったのですが、時間的に合わずに断念。
というか、疲れた…(山じゃあんまり疲れないのに)
今となると後の祭りですが、ミホミュージアムは別の日に行って1日観覧したほうが良かったかもしれません。
大津の展示は11月23日までなので、時間があったら行きたいと思います。
お土産
古代エジプトのカバの置物がプリントされたクリアファイル。
ミホミュージアムにて購入しました。
紀元前のカバがキュート過ぎます!
今も昔も可愛いものの基準は同じなのかな?
だったら、ひこにゃんも古代エジプトに持っていったらウケると思うのですが…
だめ?
[5回]