2011年9月23日、24日と北アルプスの常念岳に行った記録の後編です。
この日はほとんどデジカメで撮影しました。
景色はトイデジでは無理!
9月24日。
常念乗越〜常念岳〜常念乗越〜ヒエ平登山口
寒い。
久々にテントで寒くて震えました。
霜が降りていて、外はどうも氷点下になっているようです。
私はダウンシュラフで寝ていたのでそこまではなかったのですが、夫は3シーズンシュラフだったので、とても寒そうでした。
まだ夜が明け切らない4時45分くらいにテントを出発。
常念岳山頂へ向かう道はヘッドランプの列ができていました。
やがて日が昇ってきて、辺りが朝焼けに染まりました。
眼下の常念小屋もテント場も、昨日登った横通岳も赤く染まっていきます。
やっぱり山の朝はこうなくっちゃね!
でも、ご機嫌もつかの間、私に変化が現れ始めていました。
かっっ痒い〜!
太ももが異常に痒いのです。
ズボンの上から掻いても、さすっても、つねってもかゆみが止まりません。
その内、手も痒くなる始末。
まるでしもやけが酷くなって全体的に症状がまわったような…。
かゆみに耐えながら、2857mの山頂に到着。
素晴らしい眺望にかゆみを忘れるくらいです(今度は白くないw)
久々に無理矢理パノラマ〜!(デジカメ合成。クリックしてね)
南に目を向けると雲海の向こうに富士山の姿も!(小さいけど中央右に富士山)
あぁ、登れてよかったです。
しかし…痒い痒い痒い痒い痒い!
あまりの痒がりように、夫が引いてしまいました。
もしかしたら寒さが原因かもと重い、カッパを履いてみました。
手は、すでに手袋をはめていてこれ以上何もできないので、とりあえず我慢して下りました。
すると、テントに戻るくらいにはかゆみは治まっていました。
さて、何だったのでしょうか?
あとから調べて解ったのですが、どうも「寒冷蕁麻疹」が出たようでした。
寒さが原因で引き起こされる蕁麻疹の一種で、鳥肌のようなブツブツがでてきます。
そして、暖めれば治るんだとか。
ということは、最初からカッパを着とけばこんなことにはならなかった訳で。
あまり寒く感じていないからといって、防寒対策を怠ってはいけませんね。
反省反省です。
おかげで、太ももは掻き過ぎてポツポツとアザだらけになってしまいました(泣)
教訓:秋の高所登山、なめたらいかんぜよ
余談
寒冷蕁麻疹を調べた時、「コリン性蕁麻疹」なんてのを見つけました。
汗をかくことで出る蕁麻疹らしいのですが…コリン性って(笑)
[2回]
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